ゆびのかたりて

日時:2019.8.23-25
会場:東京都墨田区 sheepstudio

ペアでの参加を前提に制作したワークショップ。東京都墨田区を拠点とするアートプロジェクト「ファンタジア!ファンタジア!−生き方がかたちになったまち−」の企画「新しい対話のためのプラクティス」にて実施した。


参加者は2人1組となってそれぞれ夏の思い出を書き出し、そのストーリーの後半箇所をパートナーと交換する。全くつながりのない2つの物語のあいだを接続するストーリーを新たに作り、自分と他人のプライベートな思い出を掛け合わせた、新しい人物の物語を作ってもらった。


ワークショップの後半では、参加者は新しく生まれた物語の主人公をイメージした指人形を制作し、カメラの前でストーリーを読み上げながら指人形を動かし、映像を制作した。他者とのコミュニケーションやそこで生まれる齟齬、時間の共有を基点に作品を制作している私たちであるが、その方法を他者に委託し、実施してもらうことを意識し制作した。

「ファンタジア!ファンタジア!」公式サイトのレポートもご覧ください。

新しい対話のためのプラクティス ゆびのかたりて
2019.8.23-8.25
sheepstudio(東京都墨田区)
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、一般社団法人うれしい予感

※「ファンタジア!ファンタジア!-生き方がかたちになったまち-」とは
東京都墨田区北東部(墨東エリア)を拠点に、街に集まる人々とアーティストや研究者の対話を通して、墨東エリアを”学びの場”に見立て、豊かに生きる方法を探るプロジェクト。インディペンデント・キュレーターの青木彬をディレクターとし、2018年より活動を開始。

写真:高田洋三