家路日誌 in 気仙沼・八日町（原口01）
2020/7/12
東京から気仙沼に通うにあたり、何か共通の事項や物を通したプロジェクトができればと考えていたところ、佐藤が夕方に気仙沼市内で撮影された動画をYouTubeで見つけた。ある一定の時刻になるとスピーカーから流れるその曲は、東京都墨田区の夕暮れ時に流れる曲と同一のものであった。そして2013年、徳島県佐那河内村で制作・発表した作品《いきき》で映像に取り入れた曲でもある。調べてみると、ドヴォルザーク作曲の「家路」が元になっており、日本語の歌詞が複数作られている。宮沢賢治も詞を書いているらしい。
2人で話し合った結果、「家路」と歌に関するプロジェクトを始めることにした。コロナ禍に見舞われた昨今、自分にとっての家路を想うのはどこか特別なことのように感じる。