家路日誌 in 気仙沼・八日町(原口03)

三陸復興国立公園 岩井崎にて

2020/7/19

6:00の放送を確認・録音するため少し早起き(そして二度寝)。聞いたことがあるようなメロディが静かに流れる。気仙沼をアテンドしてくださってる足立さんより、「恋はみずいろ」という曲だと教えてもらう。チェックアウト後は高台にある気仙沼市図書館を訪れ、書籍や資料をいくつか閲覧。気仙沼の伝統凧である「日の出凧」が気になる。
午後は東日本大震災遺構・伝承館を見学した。震災当時はつくばにて、津波が街を飲み込むシーンを何度もニュースやネットの動画で見ていたが、甚大な被害とその範囲の広さ、そして情報の多さに、呆然としたまま9年が過ぎたように思う。津波の被害を受けた地域を訪れたのは初めてではなかったが、前日歩いた街が津波に飲み込まれてゆくシーンを遺構のそばで見て、映像に映る景色と現在の町並みが自分のなかで結びつき、9年の時間の流れに少しだけ触れられたような気がした。今後は「家」や「流される」という言葉を頭の片隅においてプロジェクトを進めたい。