家路日誌 in 気仙沼・八日町(原口12)
2021/2/25
今年はじめての気仙沼訪問。先日の福島沖地震の影響により、普段より1時間多く移動に時間がかかってしまった。今日は3月の展示に向けた作品制作のため、日没まで八日町周辺の防災無線を撮影。市のホームページに掲載されているマップをもとに、徒歩で防災無線を巡る。山と住宅地の狭間に設置されていることが多く、傾斜の上り下りを繰り返す。間近でいくつかの無線を眺め、場所によってスピーカーの数や向きに違いがあることがわかる。すぐ近くにあるようでなかなかたどり着くことのできない無線もあり、道無き道を歩くことも。おそらくこの冬で一番歩いた日となった。その後は改装中のうつみを拝見し、18時の「家路」の放送を聞き、夕食をいただいて就寝。そういえば、10年前の震災の日は友人たちと「雨引の里と彫刻」展に出かけており、地震直後に茨城県桜川市からつくば市に戻る車中、誰かとおしゃべりができることが心からありがたいと思った家路であった。