2011年に結成した2人組のアーティスト・ユニット。
2人というユニットを起点に、主に展示する場所や時間をモチーフ/素材とした映像、音、テキストなどを組み合わせたインスタレーションやパフォーマンス、プロジェクトを共同制作している。近年では、人や物を結び付けたり隔てたりする「あいだ」に着目し、それらを採集、編集など施した作品制作を行う。2021年晩秋に一字改名。
佐藤史治(さとう・ふみはる)
1989年奈良県生まれ。2014年、筑波大学大学院人間総合科学研究科修了。都内文化施設でプログラムコーディネーターとして働き、地域の歴史を掘り起こした展覧会やプロジェクトなどを主に手掛ける。墨田区文花でオルタナティブ・スペースも運営中。
原口寛子(はらぐち・ひろこ)
1989年北海道生まれ。筑波大学大学院修了後、大学や文化施設で経理の仕事に従事。2022年より、大阪大学大学院人文学研究科博士後期課程在籍。日本の女性アーティストのヴィデオ作品や活動について、フェミニズム美術史の視点から研究に取り組む。
個展
- 「はじめてごねる」(2011.8 / T+ギャラリー)
- 「とくべつなあくび」(2011.10 / 墨東まち見世2011)
- 「SHOW ROOM」(2012.10 / 墨東まち見世2012)
- 「アフターエフェクト」(2013.2 / 水戸のキワマリ荘内 SpaceAFA)
- 「いきき」(2013.8-9 / 徳島県佐那河内村)
- 「親指をあつめる_20170531」(2017.6 / Tamagawa Art Gallery Projects)
- 「たそかれ」(2018.12-2019.1 / 水戸のキワマリ荘内 SpaceAFA)
- 「talks」(2019.11 / 現代美術製作所)
- 「ツーツー」(2020.11-12 / 金沢アートグミ)
グループ展
- 「BankART LifeⅢ “新・港村”」(2011.10 / 新港ピア)
- 「Denchu Lab.」(2015.9 / 旧平櫛田中邸)
- 「アートいちはら2015秋」(2015.11 / 旧里見小学校)
- 「みっける日常ヨコハマ」(2016.2 / ハツネウィングA)
- 「不在の選挙」(2016.7 / ドマトトコ、float)
- 「第6回 公募 新鋭作家展」(2016.9 / 川口市立アートギャラリー・アトリア)
- 「みっける!下町工場エリアのある日!! 」(2016.10 / ウラダナ、Sheep Studio、となり製作所)
- 「いちはらアート×ミックス2017」(2017.4-5 / 旧里見小学校)
- 「影⇆光」(2017.7-8 / 川口市立アートギャラリー・アトリア)
- 「Communication/Cut-up/Atmosphere」(2019.7 / あをば荘)
- 「すみだ向島EXPO2020」(2020.9-10 / 墨田区曳舟エリア七軒長屋)
- 「東京ビエンナーレ2020/2021」(2021.9 / 日比谷図書文化館)
- 「完璧に抗う方法」(2022.7 / あをば荘)
- 「場所の発掘_Some Practices」(2023.7-8 / General Museum)
- 「生き延びるためのラプソディ」(2024.1 / あをば荘)
- 「生き延びるためのラプソディ」(2024.5 / ギャラリー無量)
スクリーニング
- 「とくべつなあくび」(2011.11 / 現代美術製作所)
パフォーマンス
- 「昨日の今日」(2012.10 / 墨東まち見世2012)
- 「さいごにごねる」(2014.3 / Studio WAGAHAI クロージングイベント)
- 「佐藤勇+原口礼子 自作をふりかえる」(2015.2/みっけた日常ガチンコ発表会!!)
- 「博物館ミュージアム:ギャラリートーク」(2016.10 / みっけた!ある日の発表会)
ワークショップ
- 「親指をあつめる」(2014.11~ / パークレジデンス善福寺、他)
- 「ゆびのかたりて」(2019.8 / ファンタジア!ファンタジア!「新しい対話のためのプラクティス」 / 墨田区)
- 「ゆびのかたりて」(2022.12 – 23.1 / URCアートアクション / 横浜、仙台)
受賞
- 「第6回公募 新鋭作家展」優秀者(2016.9 / 川口市立アートギャラリー・アトリア / 選考委員:帆足亜紀、前山裕司、村田真)
公募・助成金
- 「Denchu Lab.」採択 (2015.7 / 旧平櫛田中邸 / 選考委員:白石正美、熊倉純子、椎原晶子 / 主催:谷中のおかって)
- 「東京芸術文化創造発信助成」採択(2020 / アーツカウンシル東京)
- 「金沢アートグミ2020年度企画公募」採択(2020.6 / 金沢アートグミ / 選考委員:島敦彦、金沢アートグミ会員)
展評
- きりとりめでる|完璧に抗う方法 – the case against perfection – 佐藤史治と原口寛子/関真奈美「2人だけでも複雑/はじけて飛び散り、必然的にそこにおかれる」 (2022)
- 中島水緒|二人と一人は加算でなく、超反映 (2022)
パブリックコレクション
- 日比谷図書文化館(2021)
その他
- 「アップデート・アーキテクツ」(2017.11)
- 「#シネマコンプレックス文花」(2018.10 – 11 / ドマトトコ、あをば荘、墨田区立文花中学校)
- 「EXQUISITE CORPSE VIDEO PROJECT」Vol.6 (2018 / Now&After)
- 「あをば窓#2 HOME WORK 」(2020.5 / あをば荘)
- 「I’m goin’ home」(2020.8 – 2021.3 / アーティストインリサーチ気仙沼)
- 「美術概論」(2020-22 / 兵庫県立出石高等学校)