2人だけでも複雑/はじけて飛び散り、必然的にそこにおかれる

本展は、アーティストの図師雅⼈・藤林悠による企画展「完璧に抗う⽅法 – the case against perfection -」の第4弾として開催。
佐藤史治と原口寛子、関真奈美による2組展だったが、1人、2人、3人で制作した作品を展示した。


完璧に抗う⽅法 – the case against perfection –
http://awobasoh.com/archives/2251

佐藤史治と原口寛子は、過去作を含む4点の作品を発表し、さらに佐藤の作品1点、関との共作を1点を展示。

関の作品《shadowing》をもとにした平面と立体《SH#1》《SH#2》、展覧会タイトルを編集した共作《複雑、飛び散り》など、海外在住(当時)の関との打ち合わせ、おしゃべりから生まれた作品を発表した。

そのほか《手のシリーズ(2022)》は、「手」が映り込んだ過去作品をあつめて再編集した映像インスタレーション、日比図書館に寄贈した過去作《私家版 日比谷公園の歴史》を借りてきて、それぞれ展示した。

《手のシリーズ(2022)》
2011-2019 5 チャンネルビデオ、ループ再生

《SH#1》
2022 鉛筆、紙

《SH#2》
2022 水粘土

《私家版 日比谷公園の歴史》
2021 書籍用紙、上質紙にオフセットプリント

《Aquarius》
佐藤史治
2022 インクジェットプリント、半光沢紙

《複雑、飛び散り》
佐藤史治と関真奈美と原口寛子
2022 カッティングシート

展覧会レビュー

・きりとりめでる|完璧に抗う方法 – the case against perfection – 佐藤史治と原口寛子/関真奈美「2人だけでも複雑/はじけて飛び散り、必然的にそこにおかれる」 (2022)

・中島水緒|二人と一人は加算でなく、超反映 (2022)

佐藤史治と原口寛子/関真奈美
2人だけでも複雑/はじけて飛び散り、必然的にそこにおかれる

会期:2022年7月2日(土)3日(日)9日(土)10日(日)16日(土)17日(日)18日(月・祝)
時間:13:00〜19:00  ※追加開場:7月15日(金)18:00〜21:00
会場:あをば荘(墨⽥区⽂花1-12-12)

撮影:間庭裕基